テーラーメイド Qi10LS試打会 試打評価
今回はQi10LSの試打評価です。Qi10シリーズはその名の通り慣性モーメント上下左右10,000越えのQi10MAXが注目されがちですが、今回のLSはステルス2+から正当進化しているドライバーだと思います。
見た目
まず、見た目は今回もテーラーメイドの低スピンモデルらしい、ザ洋梨形状です。
ヒール側の膨らみがごっそり落とされて、いかにも右に滑って行きそうな感じです。
また、今回からカーボンの比率を上げて構えた時、金属部分とカーボンの境目が無くなりカーボンしか見えないようになってかなりすっきりした印象があります。
TaylorMade Golf | Drivers, Fairways, Irons, Wedges, Putters & Balls
裏面はウェイトの可変部分が大きく変りましたね。空力を考えてヒール側の溝を覆い隠したそうですが、ステルス2+よりもすっきりした顔になった印象を受けます。
打感
打感はもうお馴染みになった、カーボンフェイス独特の吸い付く様な打感で
私は好きな打感です。音もパッシという様な感じでした。
推測ですがカーボンの上にのっているウレタンが影響しているように感じます。
硬くカキーンという打感が好きな人には、向いていないと思います。
打感は3機種共に特に変わっている印象は無いです。
操作性・安定性
やはり低スピンモデルなので、右に行ってしまう傾向が強いようです。
私的にはドローイメージで打ってスライスしてしまうヘッドは好きではないのですが
フッカーの人や、叩いても左に巻かない安心感のあるヘッドをお捜しの人にはいいと思います。
スライスのミスを嫌う人、右には言ってほしくない人にはお勧めしません。
また、前作のステルス2+と比べてもより右に行きやすくなったと感じます。
飛距離
試打会でレンジボール&測定器もないので不明
総評
Qi10の3機種のなかで1番ハードと言われるモデルですが、その通りでした。
ステルスという名前の通りやっぱりフェードバイアス、と言うよりスライスバイアスです。
ブッ叩いても左には行かないと思います。ただ、右ペラのミスが出る確率はかなり高いと思います。
私は左右どちらかのバイアスがかかっているヘッドあまり好きではないので、このヘッドは私的には次のテスト段階に進むことはないと思います。
柔らかい打感は好印象、飛ぶ雰囲気もあるので、前作のステルス2+よりもハードな印象ですが飛ばしたい方しっかり玉を捕まえられる方にはお勧めです。
価格:87800円 |